понедељак, 8. април 2013.

サクラバナ

 2006年にセルビアで設立された、日本ポップカルチャー愛好団体「サクラバナ」は、設立以来、各種日本関連イベントを積極的に実施し、多くの賛同者やサポーターを集めてきた。この7年間で旧ユーゴ圏では、最大規模の日本ポップカルチャー愛好団体となり、今後の更なる飛躍を目指し様々な活動を計画している。また、在セルビア日本国大使館は、「サクラバナ」の活動に協力を惜しまない貴重なパートナーである。

 「サクラバナ」の活動目標は、日本ポップカルチャー、特に漫画、アニメ、ゲーム、ファッション、Jミュージック、日本映画等の拡大、浸透、大衆化である。その目標に向かって目下、様々な活動を行っている。詳細は以下のとおり。

● 漫画教室

漫画教室の受講者は、セルビアで最高ランクの漫画アーティストから漫画の描き方を学ぶことができる。漫画教室のカリキュラムは東京アニメーションカレッジのプログラムに基づいて策定されている。

●漫画図書館

バルカン半島で唯一の漫画図書館である、「サクラバナ」漫画図書館は、400タイトル以上の漫画コレクションを持っている。蔵書の中には、英語、日本語、クロアチア語、ドイツ語、フランス語の作品が含まれている。

●講演会

主に日本ポップカルチャーに関するイベントを企画し、著名な漫画家及びアニメーターの作品に関するレクチャーから、日本ポップカルチャー産業界の最新情報並びに各作品分析に関するパネルディスカッションも実施している。

●ゲームナイト

月1回程度、日本の最新ゲームのトーナメントを開催している。優勝者には豪華景品が贈呈される。

●Jミュージックパーティー

ベオグラード市内の有名な(悪名高き?)ナイトクラブにおいて、月1回程度、JポップやJロックパーティーを企画している。このイベントでは、多くの場合、デザイナーたちの協力を得てミニファッションショー等も開催している。

●「JAPNIZAM」-夏のイベント

2008年から毎年7月初旬、地域最大の日本ポップカルチャーイベント「JAPNIZAM」を主催している。今まで計5回の「JAPNIZAM」が開催されてきた中で、2012年の「JAPNIZAM2012」は特別であった。最終日のコスプレ・コンクール等、エキサイティングなプログラムで構成された4日の間に海外からの観客も含め約7,000人の訪問があった。この数字は、セルビアの人口規模(約700万人)を考えれば驚くべき数であると言える。今後も「JAPNIZAM」がより発展し、南東ヨーロッパで最大の日本ポップカルチャー・イベントになることを望んでいる。

●"ChiniCon"-冬のミニ・イベント

冬季の間にも日本ポップカルチャー・イベントを求めるセルビアのアニメ・ファン、漫画ファン達の要望に応じて、2013年から「ChibiCon」(「JAPNIZAM」の冬版)の開催を始めた。「ChibiCon」は、「JAPNIZAM」の小規模版イベントで、第1回の「ChibiCon」には3日間で1,000人以上の観客が訪れた。将来「ChibiCon」も、独自のイベントとして発展していく事を望んでいる。


 「サクラバナ」は、ベオグラード市政府並びにベオグラード青年会館との強固な協力の下、各種イベントを実施している。また、セルビア国内の著名なNGO、マス・メディア、企業等ともパートナーシップを結んでいる。

 セルビアは、西欧諸国とは違い、依然として日本ポップカルチャー関連商品の購入に難を抱えており、ただ一つの漫画を専門とした出版社もなく、若年層に受容されている幾ばくかのアニメ放映があるのみである。また、「サクラバナ」の活動を支援してくれる企業スポンサーもない。「サクラバナ」の今日までの7年間成し遂げてきた実績は、サポーターの皆さんの愛や熱意のおかげであると言える。

 「サクラバナ」の活動を拡大するため、日本ポップカルチャーをバルカン地域にて更に大衆化していくために、毎年の「JAPNIZAM」を前例を超えるように進化させていく事を望んでいる。


 もしあなたが「JAPANIZAM2013」に参加したならば、あなたは数々のイベントを楽しむことができるでしょう。私たち「サクラバナ」は、あなたの訪問をお待ちしています。


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